双子アイドルは俺様暴走族!
放課後の図書室や、お互いの家にお邪魔して同じ教科書を広げた思いでがよみがえってくる。
でも、今は使う教科書も違うし、課題も違う。
互いに別々の問題を解いていて、教え合うにははじめから相手の問題を読まなければいけない。
近いようで、遠い距離感。
「ねぇ、ハジメ。あたしにはハジメだけだからね」
あたしはふとそんな事を口走っていた。
家族がなんと言っても。
【ツインズ】がいくらかっこよくても。
あたしにはハジメしかいない。
そう感じたから。
「ありがとう、カヤ」
ハジメの手がそっとあたしの頬に触れる。
優しいその感覚に思わず目を閉じた。
そして……軽く触れ合う唇。
幸せを感じた。
このまま時間が止まればいいと思った。
でも、今は使う教科書も違うし、課題も違う。
互いに別々の問題を解いていて、教え合うにははじめから相手の問題を読まなければいけない。
近いようで、遠い距離感。
「ねぇ、ハジメ。あたしにはハジメだけだからね」
あたしはふとそんな事を口走っていた。
家族がなんと言っても。
【ツインズ】がいくらかっこよくても。
あたしにはハジメしかいない。
そう感じたから。
「ありがとう、カヤ」
ハジメの手がそっとあたしの頬に触れる。
優しいその感覚に思わず目を閉じた。
そして……軽く触れ合う唇。
幸せを感じた。
このまま時間が止まればいいと思った。