双子アイドルは俺様暴走族!
あたしはモゴモゴと言葉を濁した。
すると電話の向こうから晴のため息が聞こえてきた。
《仕方ないな。夕方5時に車をお前の家に向かわせる。それから俺の家に来い》
わぁ……!
まさか約束を取り付けられるとは思わなくて、あたしはパァッと笑顔を浮かべた。
その笑顔で電話の内容を理解したハジメが「サンキュ」と、口パクで言う。
うんうん。
ハジメのためにあたし頑張ったよ!!
いつ怒鳴られるか冷や冷やしたけどね!
「じゃぁ夕方ね。バイバイ!!」
あたしは見えない相手に手を振って、ウキウキで電話を切ったのだった。
でも……。
嘘をついたまま会いに行っても大丈夫だろうか……。
そんな不安が一瞬胸をよぎる。
しかし、ハジメに頭を撫でられるとそれもすぐに吹っ飛んでしまった。
「夕方平野家に行くことになったから、ハジメのお母さんを一緒に連れて行けばいいよ!」
「マジ、ありがとうなカヤ」
ハジメは本当にうれしそうにほほ笑み、あたしの頭をなでる。
すると電話の向こうから晴のため息が聞こえてきた。
《仕方ないな。夕方5時に車をお前の家に向かわせる。それから俺の家に来い》
わぁ……!
まさか約束を取り付けられるとは思わなくて、あたしはパァッと笑顔を浮かべた。
その笑顔で電話の内容を理解したハジメが「サンキュ」と、口パクで言う。
うんうん。
ハジメのためにあたし頑張ったよ!!
いつ怒鳴られるか冷や冷やしたけどね!
「じゃぁ夕方ね。バイバイ!!」
あたしは見えない相手に手を振って、ウキウキで電話を切ったのだった。
でも……。
嘘をついたまま会いに行っても大丈夫だろうか……。
そんな不安が一瞬胸をよぎる。
しかし、ハジメに頭を撫でられるとそれもすぐに吹っ飛んでしまった。
「夕方平野家に行くことになったから、ハジメのお母さんを一緒に連れて行けばいいよ!」
「マジ、ありがとうなカヤ」
ハジメは本当にうれしそうにほほ笑み、あたしの頭をなでる。