双子アイドルは俺様暴走族!
☆☆☆
丸本ジィジに家まで送ってもらったあたしは、ようやくリビングでくつろぐことができた。
ソファで横になり、ボンヤリとテレビを見る。
ユズちゃんとお母さんは晩ご飯の買い物へ行っているみたいで、部屋には誰もない。
こうして1人の時間をもつのは久しぶりだ。
けれど、1人になると余計な事を色々と考えだしてしまう時がある。
特に、今日は晴にたいして激怒しているあたし。
ボンヤリとテレビをみていたハズが、徐々に怒りが湧いてきてしまった。
「ハジメの顔がパンパンに腫れあがったらどうしてくれるのよ! ちょっとハジメがカッコイイからって、ねたむことないのに!!」
あたしはブツブツと文句を言い、うつ伏せになってソファを殴る。
やすっぽいソファはボフボフと悲鳴を上げて、簡単に縫い目が裂けた。
中から貧相な黄色いスポンジが飛び出してきて、あたしは「ムキーッ」と、奇声を上げる。
「もうちょっと根性を出して持ちこたえなさいよ!!」
と、ソファに向かって怒りながら裁縫道具を取り出して、修復を始める。
我が家で唯一のソファを壊してしまっただなんてバレたら、ユズちゃんに4の字固めをされてしまう。
あたしは自分の足がもげてしまわない内にソファを修復した。
「ったくもー、晴のせいで余計な体力ばっかり使ってるわ」
そう文句を言っていると、スマホが鳴り始めた。
丸本ジィジに家まで送ってもらったあたしは、ようやくリビングでくつろぐことができた。
ソファで横になり、ボンヤリとテレビを見る。
ユズちゃんとお母さんは晩ご飯の買い物へ行っているみたいで、部屋には誰もない。
こうして1人の時間をもつのは久しぶりだ。
けれど、1人になると余計な事を色々と考えだしてしまう時がある。
特に、今日は晴にたいして激怒しているあたし。
ボンヤリとテレビをみていたハズが、徐々に怒りが湧いてきてしまった。
「ハジメの顔がパンパンに腫れあがったらどうしてくれるのよ! ちょっとハジメがカッコイイからって、ねたむことないのに!!」
あたしはブツブツと文句を言い、うつ伏せになってソファを殴る。
やすっぽいソファはボフボフと悲鳴を上げて、簡単に縫い目が裂けた。
中から貧相な黄色いスポンジが飛び出してきて、あたしは「ムキーッ」と、奇声を上げる。
「もうちょっと根性を出して持ちこたえなさいよ!!」
と、ソファに向かって怒りながら裁縫道具を取り出して、修復を始める。
我が家で唯一のソファを壊してしまっただなんてバレたら、ユズちゃんに4の字固めをされてしまう。
あたしは自分の足がもげてしまわない内にソファを修復した。
「ったくもー、晴のせいで余計な体力ばっかり使ってるわ」
そう文句を言っていると、スマホが鳴り始めた。