双子アイドルは俺様暴走族!
これって一体どういう事?
いまからみんなで仲良くお勉強!
なんて雰囲気ではないことだけは確実だ。
「ね、ねぇ……ハジメ?」
「うん。ちょっと我慢してね?」
ハジメはいつもと変わらぬ口調でそう言うと、ロープを使い、あたしの両手を背中で結んだ。
「え? ちょっと、これじゃぁ身動きできないんだけど」
「ほんの少し我慢するだけだから」
ハジメはまたもそんな事を言い、今度は勝手にあたしのバッグを開いて中をあさり始める。
「ハジメ、バッグの中はやめてよ恥ずかしい!」
ジタバタと足を動かして制止しようとする。
けれどはハジメはあたしのバッグからガムやアメ、使いさしのティッシュなんかをポンポンと放り出して行く。
あぁ!
こんなことならバッグの中をもっと綺麗にしておくんだった!!
なんて思って、うなだれるあたし。
「あ、あったあった。うわ、クシャクシャだな。まぁいっか」
ハジメはブツブツ言いながらバッグの中からシワクチャのハンカチを取り出した。
「あ、ハンカチなら外のポケットに新しいやつが……」
言いかけるあたしの口に、その汚いハンカチをねじ込むハジメ。
いまからみんなで仲良くお勉強!
なんて雰囲気ではないことだけは確実だ。
「ね、ねぇ……ハジメ?」
「うん。ちょっと我慢してね?」
ハジメはいつもと変わらぬ口調でそう言うと、ロープを使い、あたしの両手を背中で結んだ。
「え? ちょっと、これじゃぁ身動きできないんだけど」
「ほんの少し我慢するだけだから」
ハジメはまたもそんな事を言い、今度は勝手にあたしのバッグを開いて中をあさり始める。
「ハジメ、バッグの中はやめてよ恥ずかしい!」
ジタバタと足を動かして制止しようとする。
けれどはハジメはあたしのバッグからガムやアメ、使いさしのティッシュなんかをポンポンと放り出して行く。
あぁ!
こんなことならバッグの中をもっと綺麗にしておくんだった!!
なんて思って、うなだれるあたし。
「あ、あったあった。うわ、クシャクシャだな。まぁいっか」
ハジメはブツブツ言いながらバッグの中からシワクチャのハンカチを取り出した。
「あ、ハンカチなら外のポケットに新しいやつが……」
言いかけるあたしの口に、その汚いハンカチをねじ込むハジメ。