双子アイドルは俺様暴走族!
この家にかかわる一大チャンスってこと?
それって一体なに!?
ドキドキしながらユズちゃんの次の言葉を待っていると、ユズちゃんはバンッと机を叩いて立ちあがった。
「あたしが【ツインズ】に会えるかもしれない、大チャンスよ!!」
大きな声で自信満々にそう言いきったユズちゃん。
あたしはキョトンとしてユズちゃんを見つめる。
「それ……だけ?」
「芸能人にたくさん会えるチャンス!」
「それ……だけ?」
怒りがふつふつと沸いて来て無駄に体に力が入り、カタカタと震え始めるあたし。
それは顔にも出ていたみたいで、慌てた様子でお父さんが口を開いた。
「そ、それにほら。もしその学校でカヤに素敵な男性ができてみろ。彼氏は芸能人だとみんなからうらやましがられるぞ!」
ようやく出たあたしにとって得することに、少しだけ怒りはおさまる。
「そうよそうよ、うまくいけば【ツインズ】のどちらかと付き合ってゆくゆくは玉の輿に……」
お母さんがそう言い、目を輝かせる。
「そうだな。そうなればお父さん会社やめちゃおうかな」
「お母さんも、気になるブランド物を沢山買えるわ」
それって一体なに!?
ドキドキしながらユズちゃんの次の言葉を待っていると、ユズちゃんはバンッと机を叩いて立ちあがった。
「あたしが【ツインズ】に会えるかもしれない、大チャンスよ!!」
大きな声で自信満々にそう言いきったユズちゃん。
あたしはキョトンとしてユズちゃんを見つめる。
「それ……だけ?」
「芸能人にたくさん会えるチャンス!」
「それ……だけ?」
怒りがふつふつと沸いて来て無駄に体に力が入り、カタカタと震え始めるあたし。
それは顔にも出ていたみたいで、慌てた様子でお父さんが口を開いた。
「そ、それにほら。もしその学校でカヤに素敵な男性ができてみろ。彼氏は芸能人だとみんなからうらやましがられるぞ!」
ようやく出たあたしにとって得することに、少しだけ怒りはおさまる。
「そうよそうよ、うまくいけば【ツインズ】のどちらかと付き合ってゆくゆくは玉の輿に……」
お母さんがそう言い、目を輝かせる。
「そうだな。そうなればお父さん会社やめちゃおうかな」
「お母さんも、気になるブランド物を沢山買えるわ」