双子アイドルは俺様暴走族！

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結局、車の中で着替えをしてパンを食べたあたしはとても早い時間に秋原高校に到着してしまった。

「それではカヤ様、今日も1日頑張ってくださいませ」
「へぇへぇ、頑張りますよ」
あたしは丸本ジィジにそう返事をして、ノソノソと車を下りる。

っていうか、こんな早い時間でも学校って開いているの？
そんな疑問を持ちながら校舎へと向かう。
すると、ちょうど金髪のチンピラ先生が校門のシャッターを開いているところだった。

「先生おはようございます」
あたしは一応そう声をかける。
「おぉ、おはよう、一般人」
「その『一般人』って呼び方やめてくれませんか？」

「じゃぁ『付き人』か？」
「生徒の名前は普通に名字で呼んでくださいよ」

全くふざけた担任だと、あたしはため息をはき出す。
「まぁそうカリカリするなって。今日はお前のために早く来てカギを開けたんだから」
「あたしのため、ですか？」