アリス人形
「此処だな。」
そこには、白いまるテーブルに椅子が2つ置いてあるだけだった。
「ようこそ、バラ園へ。」
それは、そよ風のように小さな声。2人が見下ろす先には、テーブルの真ん中で葉巻を吸う青い芋虫の姿があった。
「さあ、椅子に座るといい。」
芋虫は白い煙を吐きながら言った。2人はそれぞれ椅子に座る。帽子屋が口を開いた時、
「識っている。5thアリスと共に元の世界に戻りたいのだろう?そして、そのために真実を知りたい、と。」
「あ…ああ。でも、」
「識っている。だが、そこに居るのは3rdアリスだな?」
「わぁ、流石だね。」
アリスは嬉しそうに両手を合わせた。
「識っている。私は芋虫だからな。」
「じゃあ教えてくれ。どうやったら帰れる?あと、」
「識っている。5thアリスの妹とやらの…黒ウサギの居場所もだな。」
そこには、白いまるテーブルに椅子が2つ置いてあるだけだった。
「ようこそ、バラ園へ。」
それは、そよ風のように小さな声。2人が見下ろす先には、テーブルの真ん中で葉巻を吸う青い芋虫の姿があった。
「さあ、椅子に座るといい。」
芋虫は白い煙を吐きながら言った。2人はそれぞれ椅子に座る。帽子屋が口を開いた時、
「識っている。5thアリスと共に元の世界に戻りたいのだろう?そして、そのために真実を知りたい、と。」
「あ…ああ。でも、」
「識っている。だが、そこに居るのは3rdアリスだな?」
「わぁ、流石だね。」
アリスは嬉しそうに両手を合わせた。
「識っている。私は芋虫だからな。」
「じゃあ教えてくれ。どうやったら帰れる?あと、」
「識っている。5thアリスの妹とやらの…黒ウサギの居場所もだな。」