今日は学校休んで君のところに行くつもり
「生きる理由なんて無くてもこうして生きてきたんだから、いちいち考えないの。あそうだ!好きなものとかないわけ?」
バス停まで一緒に歩きながら去川にそうきくと、「ない。今まで一度だって何かにハマったことがないんだ」と言った。
「まじで?そんな人いるんだ。好きなアニメもないわけ?」
「ない。面白いとは思うけどね、ハマるとかはないんだ」
「好きなもの見つけた方がいいって。生きるとか死ぬとかどうでもよくなるくらい好きなもの」
「そういう君はあるわけ?」
「あるよ」
「なに?」