財閥御曹司は、深窓令嬢に一途な恋情で愛し尽くしたい。
「ご令嬢には初めてかと思うが、美味しいから食べてみて」
「ありがとうございます……いただきます」
人生初の串焼きは、熱々でとても美味しくて笑みが溢れる。
「槻折さん、俺としてはこの結婚を受けようと考えてる。あなたは、どうかな?」
「私も受けたいと考えてます。御子柴さんは、とても素敵な方なのだなと話をして思いましたから」
「ありがとう。じゃあ、改めてよろしくお願いします」
そう言われて「こちらこそです!」と頭を下げた。それからデザートにモンブランを勧められて食べてから家に送ってもらった。