財閥御曹司は、深窓令嬢に一途な恋情で愛し尽くしたい。



「葵さん」

「ん?」

「こんな傷がある私でも、あなたの隣にいてもいいですか? 私を好きで、いて――」


 私が、くれますか?と言おうと思ったその時、葵さんに手を引っ張られぎゅっと抱きしめられる。


「……葵さんっ?」

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