財閥御曹司は、深窓令嬢に一途な恋情で愛し尽くしたい。
愛してます。


 パーティー終了してお義父様と碧さんに別れを告げると、私は振袖から洋服に着替えをして彼とこのホテルの一室に連れられてやってきた。
 二方向に配置された大きな窓から見える夜景が綺麗なお部屋でとても感動する。


「すごいですね、この部屋」


 葵さんは言わないけど、ここ最高級の部屋だよね。彼とは、本当に金銭感覚が違いすぎるんだよなぁ


「だろう? 初めてで疲れるだろうから愛百合ちゃんにゆっくりして欲しくて取ったんだ」

「ありがとうございます、葵さん。嬉しいです」

< 53 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop