僕、先輩とキスがしたいです。
次で挑戦26回目の僕を先輩が気を利かせ始めた。
かたくなにガラスに入ったクマから目を離さない他のとこ行こーよー。と僕の腕を掴み引っ張り始めた。
これもまたかわいい!が!僕はこのクマを先輩にプレゼントすると誓ったんだ。
絶対に……絶対に……っ!
***
「あ……君すごく頑張ってくれたから良かったらあげるよ。これ。オマケで2個。」
「あ、ありがとう……ございます…」
「えっ、いいんですか?ありがとうございます!」
志半ば。結局自分の力では取れずじまいだったクマ。しかし僕の頑張りに銘じて工学部の人がサービスで2個くれたのだ。
あぁー……先輩にガッカリされていないだろうか。
なんて心配する僕に先輩は貰ったばかりのクマの1個を僕に渡した。
「はい!じゃあこっちのクマはゆうちゃんね!」
「え…いいんですか」
舌ベラを出した呑気なクマと目が合う。
「おそろい!前からしてみたかったの!」
前……から…。
先輩……っ、、
「ありがとうございます……っ、おそろい!嬉しいです!」
このクマ、スクールバッグに付けよう。
明日翔吾に自慢しよう!
お揃いが出来た事が嬉しくて僕はさっきまでの自己嫌悪はすっかり無くなっていた。
しかし忘れちゃいけない。
キスのタイミングを図る事を──────。
かたくなにガラスに入ったクマから目を離さない他のとこ行こーよー。と僕の腕を掴み引っ張り始めた。
これもまたかわいい!が!僕はこのクマを先輩にプレゼントすると誓ったんだ。
絶対に……絶対に……っ!
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「あ……君すごく頑張ってくれたから良かったらあげるよ。これ。オマケで2個。」
「あ、ありがとう……ございます…」
「えっ、いいんですか?ありがとうございます!」
志半ば。結局自分の力では取れずじまいだったクマ。しかし僕の頑張りに銘じて工学部の人がサービスで2個くれたのだ。
あぁー……先輩にガッカリされていないだろうか。
なんて心配する僕に先輩は貰ったばかりのクマの1個を僕に渡した。
「はい!じゃあこっちのクマはゆうちゃんね!」
「え…いいんですか」
舌ベラを出した呑気なクマと目が合う。
「おそろい!前からしてみたかったの!」
前……から…。
先輩……っ、、
「ありがとうございます……っ、おそろい!嬉しいです!」
このクマ、スクールバッグに付けよう。
明日翔吾に自慢しよう!
お揃いが出来た事が嬉しくて僕はさっきまでの自己嫌悪はすっかり無くなっていた。
しかし忘れちゃいけない。
キスのタイミングを図る事を──────。