僕、先輩とキスがしたいです。
優斗side
【優斗side】
僕は、先輩とキスがしたい。
そんな気持ちに激しく取り憑かれるようになったのはほんの1週間前だった。
いつもつるんでいる翔吾と話していた時だ。
***
「お前ら付き合ってもう2ヶ月だろ?まだキスないとか、遅れすぎじゃね?」
翔吾が突然僕にそんな事を言ってきたのだ。
「え?そうかな……」
「ちんたらしてると、先輩───────…
どっか行っちゃうぞ?」
───────どっか行っちゃうぞ?──
──どっか行っちゃうぞ?─────
───────どっか行っちゃうぞ?──
──どっか行っちゃうぞ?─────
翔吾の言葉がやまびこのように頭に響く。
「どっか……行っちゃ、う?」
「先輩、結構モテるみたいだし」
2ヶ月前、先輩に「一目惚れしました」と告白した僕。
向こうも僕に一目惚れしてくれていたみたいでトントン拍子で付き合う事になった。
でも……そうか。
言われてみればそうかもしれない。
刺激が……、ちょいと少なすぎるだろうか?
せっかく僕の彼氏になってくれた先輩を、僕は……、退屈させてはいないだろうか。
僕は、先輩とキスがしたい。
そんな気持ちに激しく取り憑かれるようになったのはほんの1週間前だった。
いつもつるんでいる翔吾と話していた時だ。
***
「お前ら付き合ってもう2ヶ月だろ?まだキスないとか、遅れすぎじゃね?」
翔吾が突然僕にそんな事を言ってきたのだ。
「え?そうかな……」
「ちんたらしてると、先輩───────…
どっか行っちゃうぞ?」
───────どっか行っちゃうぞ?──
──どっか行っちゃうぞ?─────
───────どっか行っちゃうぞ?──
──どっか行っちゃうぞ?─────
翔吾の言葉がやまびこのように頭に響く。
「どっか……行っちゃ、う?」
「先輩、結構モテるみたいだし」
2ヶ月前、先輩に「一目惚れしました」と告白した僕。
向こうも僕に一目惚れしてくれていたみたいでトントン拍子で付き合う事になった。
でも……そうか。
言われてみればそうかもしれない。
刺激が……、ちょいと少なすぎるだろうか?
せっかく僕の彼氏になってくれた先輩を、僕は……、退屈させてはいないだろうか。