シテくれないわたしの彼氏~モンスターバトル~
ゆうかの結論はたった一言。
「味見したらいいじゃん」
とそれだけだ。
「味見って、どこまでの味を」
「どこまでも、どこまでも、どこまでも!彼氏が仕方ないって言ってるならOKだよ。レスのカップルとか夫婦がセカンドパートナー作るみたいな話聞いことあるし」
ゆうかはフライドポテトを指ではじいてから、ぱくりと口に入れる。
「え、レス。そっか、これレスなのかな?」
私はナゲットにレモンジンジャーソースをつけて、口に入れた。
「レスだよね。岸井さんそういう欲ないんじゃない。味見してみてそっちのが良ければ、別れて、その強引な営業くんと付き合えば」
「ヤダよ。岸井さんが好きだもん。顔も、雰囲気も匂いも全部。遺伝子、細胞レベルで好きだと思う。放したくない!」
顔にどこかアンニュイな雰囲気があって、なぜかマスカットの匂いがすることも、妙に理屈っぽくて一々説明を求めることも、みんな好きだった。
「うっわ、ヤバいね!さすが村瀬琢磨の娘。ちょっと表現がヤバい!」
「でも、レスだからね」
「レスの理由は?」
「まだ話す段階じゃないって言われてる。高校生の内は、警戒してるってのもあるかな。元々高校生とかと関わるのイヤっぽくて」
「ああ、淫行とか、条例違反関係で?かなり変態レベルに真面目だね」
「だね」
「私は味見一択だと思うな」
そういうゆうか自身は、同じ相手とフラフラと別れて付き合ってと繰り返している。
「でも、グイグイ来るのって、なんか裏がありそうって思わない?」
「りかだって、グイグイ行ってたから、岸井さんに裏がありそうって思われたんじゃない?」
「そうかな~」
「それにさ、裏はあるでしょ。好きな人とやらなくてどうすんの」
「何か、変わるの?」
未経験の私には未知の世界だ。
「変わんない。けど、自分のもの感が強くなるかも。マーキング?」
「それ、困るじゃん。岸井さんとじゃなきゃ」
「してくれればいいけどね」
そんな風に会話をしていたら、昼休みが終わった。
「味見したらいいじゃん」
とそれだけだ。
「味見って、どこまでの味を」
「どこまでも、どこまでも、どこまでも!彼氏が仕方ないって言ってるならOKだよ。レスのカップルとか夫婦がセカンドパートナー作るみたいな話聞いことあるし」
ゆうかはフライドポテトを指ではじいてから、ぱくりと口に入れる。
「え、レス。そっか、これレスなのかな?」
私はナゲットにレモンジンジャーソースをつけて、口に入れた。
「レスだよね。岸井さんそういう欲ないんじゃない。味見してみてそっちのが良ければ、別れて、その強引な営業くんと付き合えば」
「ヤダよ。岸井さんが好きだもん。顔も、雰囲気も匂いも全部。遺伝子、細胞レベルで好きだと思う。放したくない!」
顔にどこかアンニュイな雰囲気があって、なぜかマスカットの匂いがすることも、妙に理屈っぽくて一々説明を求めることも、みんな好きだった。
「うっわ、ヤバいね!さすが村瀬琢磨の娘。ちょっと表現がヤバい!」
「でも、レスだからね」
「レスの理由は?」
「まだ話す段階じゃないって言われてる。高校生の内は、警戒してるってのもあるかな。元々高校生とかと関わるのイヤっぽくて」
「ああ、淫行とか、条例違反関係で?かなり変態レベルに真面目だね」
「だね」
「私は味見一択だと思うな」
そういうゆうか自身は、同じ相手とフラフラと別れて付き合ってと繰り返している。
「でも、グイグイ来るのって、なんか裏がありそうって思わない?」
「りかだって、グイグイ行ってたから、岸井さんに裏がありそうって思われたんじゃない?」
「そうかな~」
「それにさ、裏はあるでしょ。好きな人とやらなくてどうすんの」
「何か、変わるの?」
未経験の私には未知の世界だ。
「変わんない。けど、自分のもの感が強くなるかも。マーキング?」
「それ、困るじゃん。岸井さんとじゃなきゃ」
「してくれればいいけどね」
そんな風に会話をしていたら、昼休みが終わった。