金髪くんの一途な愛

絶対みくるの仕業だと思ったのに

まさかの佐々木くんの仕業らしくて

佐々木くんは恥ずかしそうに俯いた。


「……え…か、かわいいって…
佐々木くんが書いたの…？」

「………うん」

「……あ…そうなんだ…」



………


………え？

な、なんで！？


佐々木くんには心に決めた人がいるんだよね！？

いくらその…私の顔を『ちょっとかわいい』と思ってくれてたとしても、

こういう行いは、私にも佐々木くんにとっても良くないと思う。


「……あの、佐々木くん。
こういうのは良くないと思うの」

「え？」

「佐々木くんには心に決めた人がいるのに
そういう…軽率な発言をするべきじゃないよ」


『かわいい』とか、プレゼントとか

ただの友達に、そんなことをするべきじゃない。