金髪くんの一途な愛


「べつに普通に来れば?
俺が相手するし」

「お酒も飲めないのに、
侑真くんと話すだけならいつでもできるじゃん」

「まぁ、たしかに」


ハハ、と笑う侑真くん。

やっぱり友達の感覚なら普通に話せる。







気付くともう学校に着いていて


「じゃあ今日バイト終わったら連絡するわ」

「うん」


侑真くんは私に手を振ると黒夏の校舎に入っていった。


……隣だけど、学校違うもんなぁ。

男子校だから不安とかはないけど……


……いや、侑真くんがBとL的なものに目覚める可能性がないとも言い切れないし…

近いけど、なんだかちょっと遠い。


なにか、一緒の学校行事とかあればいいのになぁ…。


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