美魔男の完璧な仕事に心が溺れる
「これは、翔にとっては拷問だな~
このまま相思相愛に突入って事もあり得そう。龍也って、中々のイケメンだしさ」
「七海、俺を煽るなよ。お前が痛い目に遭うからな」
七海は驚いた顔を見せながら、でも、冷静な目を翔に向ける。
「翔こそ、後になって俺が今日この場にいた事に感謝すると思うよ。
翔の気持ちがどれくらい沙羅ちゃんにあるのか知らないけど、もし、本気で好きになってたら龍也を殺しかねない。
何もない事を祈るしかないけど」
沙羅と龍也が一緒にメニュー表を眺めている。今の段階では、龍也に何か企みがあるようには見えなかった。翔はそんな二人を観るのかきつくなる。龍也に何か企みがあれば、そういう目線で二人を観る事ができるけど、今はただ二人のイチャイチャを観ているだけだ。
「七海、二人をちゃんと監視しといて」