美魔男の完璧な仕事に心が溺れる
「沙羅… 抱いていい…?」
沙羅は抱かれたまま翔の首元にしがみつき、恥ずかしそうに頷いた。
それからの二人は時間を気にしながら激しく絡み合う。翔はこのままこのベッドの上で、ずっと沙羅と過ごしたかった。沙羅の温もりを永遠に感じていたい。それなのに、この時間が一分でも一秒でも大切なのに、仁達と食事?? は??
「沙羅… みんなとの食事だけど、断ってもいいんだよ…」
翔は息も絶え絶えで、沙羅にそう聞いてみる。
「大丈夫だよ… 私は行きたい。
友達の中にいる翔を見てみたい… 翔の事が何でも知りたいの…」
翔はそんな沙羅が可愛くて、更に激しく抱きしめた。
沙羅がそう言うなら、もう行くしかない。面倒くさくてしょうがないけど、我慢するしかない。
翔はもう一度時計を見る。ぎりぎりまでこうしていたい。少しくらい待ち合わせに遅れたって、文句は言わせない。そんな子供じみた事を考えながらただ夢中で沙羅にキスをする翔は、もう完全に壊れている。