美魔男の完璧な仕事に心が溺れる
「お前が沙羅ちゃんとどういう関係になっているのか、俺は知らない。
一つだけ約束してほしいのが、沙羅ちゃんと深い関係にはならないでほしいという事。
俺の言いたい事は分かるよな?
今回のサラ・ディアスの警護の依頼は、彼女からではなく父親のロバート・ディアスからのものだ。
オリエンタルハイグループを敵に回すわけにはいかない。
翔には悪いが、A&Wの威信がかかってる。
今までの翔ならこんな事には絶対にならないと思ってたんだが、七海や皆に色々な話を聞いて少し心配している。
とにかく通常運転の翔に戻ってほしい。
ロバートは娘を溺愛してる。とにかく何事もなく明日を終わらせてくれ」
翔は動画が終わるとすぐに停止ボタンを押した。そして、仁にタブレットを渡す。仁はそんな翔の様子を見て苦笑いをした。
「どうする? 翔」
翔は遠くで楽しそうにしている沙羅を見つめている。
「ボスの言いたい事はちゃんと理解した。そう伝えといて」