魔力なし悪役令嬢の"婚約破棄"後は、楽しい魔法と美味しいご飯があふれている。
子犬ちゃんとのひととき
「キュー!」
子犬ちゃんのもふもふの尻尾を触ると、やったなーと飛びついてきた。余りの元気のよさにびっくりしながらも抱き止めて、もふもふの体を撫でると"キュキュ"鳴き尻尾を振った。
「ふわふわ、もふもふで君は温かいね」
「キュンキュン」
その、ふわふわな子犬を撫でていた。
子犬ちゃんはファッとあくびをしてコテンと寝転び、そのままスースー寝息をたてはじめた。
「あら、寝ちゃった」
(フフ、疲れていたのね)
作っておいた寝床に寝かせて、体にタオルを掛けた。
「おやすみ、子犬ちゃん」
私もキャンドルランタンの火を消して、ベッドに潜る。今日は色々あったな……子犬ちゃんとの出会いと不思議な音と声。
(あの声は舞踏会のときにも聞こえた。もしかすると、カロール殿下に会いたくない私の味方なのかも……)
それと、子犬ちゃんを港街から連れてきてしまったから。明日になったら飼い主さんにあやまって、子犬ちゃんを返さなくっちゃ。
子犬ちゃんのもふもふの尻尾を触ると、やったなーと飛びついてきた。余りの元気のよさにびっくりしながらも抱き止めて、もふもふの体を撫でると"キュキュ"鳴き尻尾を振った。
「ふわふわ、もふもふで君は温かいね」
「キュンキュン」
その、ふわふわな子犬を撫でていた。
子犬ちゃんはファッとあくびをしてコテンと寝転び、そのままスースー寝息をたてはじめた。
「あら、寝ちゃった」
(フフ、疲れていたのね)
作っておいた寝床に寝かせて、体にタオルを掛けた。
「おやすみ、子犬ちゃん」
私もキャンドルランタンの火を消して、ベッドに潜る。今日は色々あったな……子犬ちゃんとの出会いと不思議な音と声。
(あの声は舞踏会のときにも聞こえた。もしかすると、カロール殿下に会いたくない私の味方なのかも……)
それと、子犬ちゃんを港街から連れてきてしまったから。明日になったら飼い主さんにあやまって、子犬ちゃんを返さなくっちゃ。