ゾンビ学園-鏡を見たらソレが感染する!?-
「はい。ありがとうございます」
久子はすぐに背筋を伸ばして答える。

この家ではご主人さまの言葉は絶対だ。
久子のような小さな女中にとっては少し恐ろしくもある。

しかしこの日のご主人はご機嫌で、久子にこっそり飴玉を渡してくれた。
「他の女中に気が付かれるなよ。とられるぞ」
ご主人はそう言って久子の頭をなでたのだった。
< 246 / 258 >

この作品をシェア

pagetop