ゾンビ学園-鏡を見たらソレが感染する!?-
存在しない
それはテスト期間が始まった当日の朝のこと。
飯島西高校の1階にある空き教室では数人の女子生徒たちが集まってきていた。
彼女たちはオカルト研究会のメンバーで、今日は都市伝説を解明するために集まった。
机の上には大きめの手鏡が置かれていて、それはメンバーの1人が昨日慌てて100均一で購入してきたものだった。
鏡の周りにはロウソクを立てているけれど、それも電池式で光るもので、本物ではなかった。
机を中心にしてグルリと囲んで立ち、鏡の中を覗き込む。
そこには見慣れた5人の仲間たちの顔が写っていた。
そして「久子さん、久子さん、おいでください」と、唱え始めた。
最初はなにも起きなかった。
所詮はこんなものだと安堵した空気が流れたが、それは打ち砕かれたのだ。
飯島西高校の1階にある空き教室では数人の女子生徒たちが集まってきていた。
彼女たちはオカルト研究会のメンバーで、今日は都市伝説を解明するために集まった。
机の上には大きめの手鏡が置かれていて、それはメンバーの1人が昨日慌てて100均一で購入してきたものだった。
鏡の周りにはロウソクを立てているけれど、それも電池式で光るもので、本物ではなかった。
机を中心にしてグルリと囲んで立ち、鏡の中を覗き込む。
そこには見慣れた5人の仲間たちの顔が写っていた。
そして「久子さん、久子さん、おいでください」と、唱え始めた。
最初はなにも起きなかった。
所詮はこんなものだと安堵した空気が流れたが、それは打ち砕かれたのだ。