熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
部屋のドアを閉め、ワンルームの室内に入る。成輔は初めて入る部屋だ。
「そこ座って」
床にクッションを敷いて勧めたけれど、成輔は立ったまま私を見つめている。
「それよりもさっきの話。彼に言ったこと、詳しく聞きたい」
成輔はわずかに視線をそらし、前髪をかきあげる。
「うぬぼれるよ。彼への断り文句でも、あんなこと言われたら」
「うぬぼれていいから!」
私はかぶせるように叫んでいた。
「成輔が好きだから……結婚する。それは本当」
「葵?」
「私……百合が成輔のことを好きだとか、誤解してて。それで、百合の方が成輔とお似合いだとか……パーティーで並んでるのも見て余計にそう思って……」
なんて説明が下手なんだろうと自分が嫌になるけれど、それでもここで飾った言葉に意味はない。
「ごめんね。ひどいことを言った。成輔が私を好きなのを知っていて、あんな……。私、傲慢だ。成輔に愛されたいのに、百合を選んでなんて試すようなことを言って……。本当は私を選んでほしいのに……」
腕がのびてきて、私の肩をつかむ。そのまま引き寄せられ、硬く抱きしめられた。
「ごめん、成輔。やっと気づけた。……私、成輔が好き」
「葵、本当に? 俺、調子に乗るよ」
「いいよ。ずっとずっと成輔を待たせ続けたから、これからはいくらでも調子に乗ってよ」
「もう我慢しないよ。いいの?」
答える前にキスで唇をふさがれた。久しぶりのキス。成輔の香り。
「そこ座って」
床にクッションを敷いて勧めたけれど、成輔は立ったまま私を見つめている。
「それよりもさっきの話。彼に言ったこと、詳しく聞きたい」
成輔はわずかに視線をそらし、前髪をかきあげる。
「うぬぼれるよ。彼への断り文句でも、あんなこと言われたら」
「うぬぼれていいから!」
私はかぶせるように叫んでいた。
「成輔が好きだから……結婚する。それは本当」
「葵?」
「私……百合が成輔のことを好きだとか、誤解してて。それで、百合の方が成輔とお似合いだとか……パーティーで並んでるのも見て余計にそう思って……」
なんて説明が下手なんだろうと自分が嫌になるけれど、それでもここで飾った言葉に意味はない。
「ごめんね。ひどいことを言った。成輔が私を好きなのを知っていて、あんな……。私、傲慢だ。成輔に愛されたいのに、百合を選んでなんて試すようなことを言って……。本当は私を選んでほしいのに……」
腕がのびてきて、私の肩をつかむ。そのまま引き寄せられ、硬く抱きしめられた。
「ごめん、成輔。やっと気づけた。……私、成輔が好き」
「葵、本当に? 俺、調子に乗るよ」
「いいよ。ずっとずっと成輔を待たせ続けたから、これからはいくらでも調子に乗ってよ」
「もう我慢しないよ。いいの?」
答える前にキスで唇をふさがれた。久しぶりのキス。成輔の香り。