熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
翌朝、広いベッドの上で目覚めた私は、まず跳ね起きた。
自分がどこにいるのか一瞬わからなかったからだ。次に跳ね起きた振動で身体がずきんと痛み、小さくうめく。痛い。あちこち痛いけれど、主に身体の中心部が痛い。
羽毛布団を胸に引き上げ、そろりと横を見ると、やはり昨晩のことは夢でもなんでもなかったのを実感する。うつ伏せで顔だけこちらに向けて眠る成輔の姿。
「可愛い……」
類まれなる美貌の男だけれど、無防備に眠りこんでいる姿は可愛らしい。いや、この感情はいとおしいというのだろう。
(好き勝手、めちゃくちゃに抱かれたけど)
手加減を願ったし、成輔もそのつもりだったのだろうが、途中から完全に忘れていたに違いない。初体験の恋人をひと晩に何度も求めるなんて、どうなっているのだろう。
ハッとして布団の中を見ると、見える範囲すべてに鬱血痕がある。キスマークだ。
無我夢中でつけたのだろうけれど、あまりに量が多すぎて、痛々しいレベルである。ほぼ、怪我だ。
(これ、あとで反省させなきゃ)
自分がどこにいるのか一瞬わからなかったからだ。次に跳ね起きた振動で身体がずきんと痛み、小さくうめく。痛い。あちこち痛いけれど、主に身体の中心部が痛い。
羽毛布団を胸に引き上げ、そろりと横を見ると、やはり昨晩のことは夢でもなんでもなかったのを実感する。うつ伏せで顔だけこちらに向けて眠る成輔の姿。
「可愛い……」
類まれなる美貌の男だけれど、無防備に眠りこんでいる姿は可愛らしい。いや、この感情はいとおしいというのだろう。
(好き勝手、めちゃくちゃに抱かれたけど)
手加減を願ったし、成輔もそのつもりだったのだろうが、途中から完全に忘れていたに違いない。初体験の恋人をひと晩に何度も求めるなんて、どうなっているのだろう。
ハッとして布団の中を見ると、見える範囲すべてに鬱血痕がある。キスマークだ。
無我夢中でつけたのだろうけれど、あまりに量が多すぎて、痛々しいレベルである。ほぼ、怪我だ。
(これ、あとで反省させなきゃ)