熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
「もしかして岩千先生と何やら進展が?」
「そりゃ、もう。進展があったのがお姉ちゃんたちばかりとは思わないでほしいなあ」
「ええ? 交際スタート? ちょっと待って、まずお姉ちゃんに報告していただかないと」
過保護丸出しな私に、百合はくすくす笑って答えた。
「残念ながら、まだ交際は始まってません。ちょっと見栄張っちゃった」
ホッと胸をなでおろしてしまうのは百合のためにはよくないのだけれど、姉としては百合が誰かのものになるのが少々複雑でもあるのだ。我ながら勝手な話だ。
「再来週、仙台のイベントに呼ばれてるの。岩千先生、そちらが地元だから、一緒に行かないかって誘っちゃった。いい機会だから、ご一緒しますってお返事が」
百合は見るからに浮かれている。わくわくした様子が伝わってくる。
「仙台ってことはお泊り?」
「そうだけど、もちろんホテルのお部屋は別々だから。お姉ちゃんが心配しているようなことにはなりません」
私の心配が丸見えだったのも何やら恥ずかしい。だって、岩千先生は百合よりかなり年上だし、軽々しく百合をもてあそぶような人ではないとは思っているけれど、私もそこまで親しくないから判別がつかないのだ。
「そりゃ、もう。進展があったのがお姉ちゃんたちばかりとは思わないでほしいなあ」
「ええ? 交際スタート? ちょっと待って、まずお姉ちゃんに報告していただかないと」
過保護丸出しな私に、百合はくすくす笑って答えた。
「残念ながら、まだ交際は始まってません。ちょっと見栄張っちゃった」
ホッと胸をなでおろしてしまうのは百合のためにはよくないのだけれど、姉としては百合が誰かのものになるのが少々複雑でもあるのだ。我ながら勝手な話だ。
「再来週、仙台のイベントに呼ばれてるの。岩千先生、そちらが地元だから、一緒に行かないかって誘っちゃった。いい機会だから、ご一緒しますってお返事が」
百合は見るからに浮かれている。わくわくした様子が伝わってくる。
「仙台ってことはお泊り?」
「そうだけど、もちろんホテルのお部屋は別々だから。お姉ちゃんが心配しているようなことにはなりません」
私の心配が丸見えだったのも何やら恥ずかしい。だって、岩千先生は百合よりかなり年上だし、軽々しく百合をもてあそぶような人ではないとは思っているけれど、私もそこまで親しくないから判別がつかないのだ。