熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
成輔がテーブルの向こうから手をのばし、私の手に重ねる。
「いいんだよ、それでも。跡継ぎがいらないとは言わないけど、一族経営を俺の代で終わらせたって、親父は怒らない。極論だけど、俺は葵と死ぬまで一緒にいられればいいんだ」
「私が、成輔の赤ちゃんを産みたいって思ったんだよ」
言ったそばから頬が熱くなる。自分でこんなことを言うとは思わなかった。
「自分でもキャラじゃないなと思ってる。でも、成輔が好きだと思ったら自然と赤ちゃんのことを考えてた」
見れば、成輔は私の手をぎゅっと握り、もう片方の手を額に当てている。
「すごく嬉しい」
「お、大袈裟だなあ。夫婦なんだし、普通だよ」
「それでも嬉しいよ。葵、好きだ。俺はそんな真っすぐなきみが大好きだ」
面と向かって言われて、私は顔どころか首や耳まで赤くなっている自信がある。成輔の真心のこもった言葉が胸に染みる。
照れ隠しに顔をそらし、私は言う。
「そ、それで、今のタイミングで、成輔はOKなの? 来年や再来年に大きなプロジェクトが入っているとか、育児に参加しづらい時期なら考えを改めるけど」
「いいんだよ、それでも。跡継ぎがいらないとは言わないけど、一族経営を俺の代で終わらせたって、親父は怒らない。極論だけど、俺は葵と死ぬまで一緒にいられればいいんだ」
「私が、成輔の赤ちゃんを産みたいって思ったんだよ」
言ったそばから頬が熱くなる。自分でこんなことを言うとは思わなかった。
「自分でもキャラじゃないなと思ってる。でも、成輔が好きだと思ったら自然と赤ちゃんのことを考えてた」
見れば、成輔は私の手をぎゅっと握り、もう片方の手を額に当てている。
「すごく嬉しい」
「お、大袈裟だなあ。夫婦なんだし、普通だよ」
「それでも嬉しいよ。葵、好きだ。俺はそんな真っすぐなきみが大好きだ」
面と向かって言われて、私は顔どころか首や耳まで赤くなっている自信がある。成輔の真心のこもった言葉が胸に染みる。
照れ隠しに顔をそらし、私は言う。
「そ、それで、今のタイミングで、成輔はOKなの? 来年や再来年に大きなプロジェクトが入っているとか、育児に参加しづらい時期なら考えを改めるけど」