熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
成輔は納得していないようだったが、私に振り払われた手を胸の前で組み、まるで交渉事のテーブルにでもついているかのように余裕を持って私を見据える。
「つまり、プロポーズはOKととっていいのかな?」
成輔の問いに私はおずおずと頷いた。
「嬉しい」
成輔がふっと微笑んだ。その表情はとても優美で、こういうときに彼の育ちのよさと顔のよさがいかんなく発揮されると感じた。
「葵ちゃん、きみは対等な気持ちで俺と結婚してくれるんだね。それなら、俺は俺にできる最大限できみを守り、幸せにするよ」
「ほ、ほどほどでお願いします。私はいつも自分でいっぱいいっぱいだから、あなたに時間をかけられるか、労力をかけられるかわからない。気持ちだって、あなたほどは……」
「いいんだよ」
成輔が立ち上がり、私の隣に座る。どきりとしたけれど、プロポーズを受けたのは私だ。
「毎日、たっぷりきみを愛するよ。そうしているうちに葵ちゃんは俺に愛されるのが普通になって、俺がいないと物足りなくなる」
「それはどうかな。そんなに甘えん坊でもないですし」
「いいや、そうなるよ」
そう言って、成輔は私の耳元に唇を寄せた。
「葵」
初めて名前を呼び捨てにされた。それが妻としての呼び方なのだとぞくりとした。
「つまり、プロポーズはOKととっていいのかな?」
成輔の問いに私はおずおずと頷いた。
「嬉しい」
成輔がふっと微笑んだ。その表情はとても優美で、こういうときに彼の育ちのよさと顔のよさがいかんなく発揮されると感じた。
「葵ちゃん、きみは対等な気持ちで俺と結婚してくれるんだね。それなら、俺は俺にできる最大限できみを守り、幸せにするよ」
「ほ、ほどほどでお願いします。私はいつも自分でいっぱいいっぱいだから、あなたに時間をかけられるか、労力をかけられるかわからない。気持ちだって、あなたほどは……」
「いいんだよ」
成輔が立ち上がり、私の隣に座る。どきりとしたけれど、プロポーズを受けたのは私だ。
「毎日、たっぷりきみを愛するよ。そうしているうちに葵ちゃんは俺に愛されるのが普通になって、俺がいないと物足りなくなる」
「それはどうかな。そんなに甘えん坊でもないですし」
「いいや、そうなるよ」
そう言って、成輔は私の耳元に唇を寄せた。
「葵」
初めて名前を呼び捨てにされた。それが妻としての呼び方なのだとぞくりとした。