熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
「いいよ、俺が出すよ」
「駄目。このマンションも家具も成輔が出したんだから、生活費くらいは同じ金額を出したい」
「社会人一年目のきみよりは俺の方がお金があるから出しただけだよ。気にしなくていいのに」
まったくたいしたことじゃないようで、成輔は私の主張など気にも留めない。
「葵が一緒にいてくれるだけで俺はいくらでも出せるよ」
「悪い女に騙されるタイプだ」
「葵は悪い女じゃないし、葵以外になびく予定もないから大丈夫」
駄目だ。話にならない。ともかくこちらも譲らず、生活費だけは折半を約束させた。
「あとは、子どもの件ですが」
「ああ、それも条項に入れないとね。子作りは互いの合意の上で」
「そう、それ」
子作りという直接的な言葉に、一瞬詰まりそうになったが、どうにか返事する。
すると成輔が頬杖をついた格好でにこっと微笑んだ。
「これは俺からも質問しておきたいんだけど」
「なに」
「葵は、俺とセックスはしたくない?」
直接的過ぎる言葉に、私は今度こそ言葉を失った。
「駄目。このマンションも家具も成輔が出したんだから、生活費くらいは同じ金額を出したい」
「社会人一年目のきみよりは俺の方がお金があるから出しただけだよ。気にしなくていいのに」
まったくたいしたことじゃないようで、成輔は私の主張など気にも留めない。
「葵が一緒にいてくれるだけで俺はいくらでも出せるよ」
「悪い女に騙されるタイプだ」
「葵は悪い女じゃないし、葵以外になびく予定もないから大丈夫」
駄目だ。話にならない。ともかくこちらも譲らず、生活費だけは折半を約束させた。
「あとは、子どもの件ですが」
「ああ、それも条項に入れないとね。子作りは互いの合意の上で」
「そう、それ」
子作りという直接的な言葉に、一瞬詰まりそうになったが、どうにか返事する。
すると成輔が頬杖をついた格好でにこっと微笑んだ。
「これは俺からも質問しておきたいんだけど」
「なに」
「葵は、俺とセックスはしたくない?」
直接的過ぎる言葉に、私は今度こそ言葉を失った。