熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
問題はその後に起こった。
食事で弾みがついたのか成輔はその後もワインをあけ、飲んでいた。場所をリビングに移してソファに腰かけ、タブレットで新聞をチェックしながら。
リビングの大きな窓からはマンション内の植栽が見える。夜はともされた灯りでライトアップされたようになる。
「葵、こっちにおいで」
お風呂あがりの私は素足でぺたぺたとソファに歩み寄る。
「ねえ、成輔ってお酒そんなに飲むっけ?」
「飲まないよ。あまり強くないしね。今日は仕事しないって決めたから飲んでるだけ」
強くないというのは嘘だろう。ワインはほとんどひと瓶空いている。ただ、普段あまり飲まないのは事実。
酔っているなら、成輔とはいえ近づかないほうがいいのではなかろうか。
そんな当たり前の警戒心を覚える私に、成輔はじっと視線を送ってくる。
「葵、膝、乗って」
「は? 嫌ですが?」
「スキンシップしたい。駄目?」
甘えた声でそんなことを言う。さらにアルコールのせいか、成輔の瞳は少しとろんとしていて、シャツから見える肌も上気している。
(顔がいいって得だよね)
普通の女子なら、この顔とこの様子で迫られたらイチコロだ。
食事で弾みがついたのか成輔はその後もワインをあけ、飲んでいた。場所をリビングに移してソファに腰かけ、タブレットで新聞をチェックしながら。
リビングの大きな窓からはマンション内の植栽が見える。夜はともされた灯りでライトアップされたようになる。
「葵、こっちにおいで」
お風呂あがりの私は素足でぺたぺたとソファに歩み寄る。
「ねえ、成輔ってお酒そんなに飲むっけ?」
「飲まないよ。あまり強くないしね。今日は仕事しないって決めたから飲んでるだけ」
強くないというのは嘘だろう。ワインはほとんどひと瓶空いている。ただ、普段あまり飲まないのは事実。
酔っているなら、成輔とはいえ近づかないほうがいいのではなかろうか。
そんな当たり前の警戒心を覚える私に、成輔はじっと視線を送ってくる。
「葵、膝、乗って」
「は? 嫌ですが?」
「スキンシップしたい。駄目?」
甘えた声でそんなことを言う。さらにアルコールのせいか、成輔の瞳は少しとろんとしていて、シャツから見える肌も上気している。
(顔がいいって得だよね)
普通の女子なら、この顔とこの様子で迫られたらイチコロだ。