熱情滾るCEOから一途に執愛されています~大嫌いな御曹司が極上旦那様になりました~
「いいの? 嫌じゃない?」
「一度無理やりしてきたくせに」
「その反省を踏まえて聞いてる」
私はふうと息をつく。
「嫌じゃない。でも、これは限定的な同意だから! 成輔が私たちの関係に不安を感じているのは嫌だし、私も前向きに考えているって誠意を見せたいだけ。今回限り。あとはしない」
「わかった。ありがとう」
成輔が目を細めた。その切ないような嬉しいような笑顔は、見たことがない。
顎を持ち上げられ、そのまま口づけられた。柔らかく重なった唇。緊張で震えそう。
かすめるようについばむように重ねられ、だんだん感覚がおかしくなってくる。そんなに何度もするものなの? もういいよね。顎を引こうとしたら、いきなり深く重ねられた。
(舌が……入ってくる)
頭の中ではこれがディープキスなのだとわかっている。だけど、初めての感触にどうしたらいいのかわからない。混乱と羞恥で全身がわななき、さらにゾクゾクするような感覚が背筋をはしった。
怖い。そう思うのに、成輔の身体を押しのけられない。
キスの途中で成輔が私の眼鏡をはずした。ダイニングテーブルに置かれたそれに意識を持っていく暇もない。抱き寄せられもつれるようにソファに押し倒される。
「一度無理やりしてきたくせに」
「その反省を踏まえて聞いてる」
私はふうと息をつく。
「嫌じゃない。でも、これは限定的な同意だから! 成輔が私たちの関係に不安を感じているのは嫌だし、私も前向きに考えているって誠意を見せたいだけ。今回限り。あとはしない」
「わかった。ありがとう」
成輔が目を細めた。その切ないような嬉しいような笑顔は、見たことがない。
顎を持ち上げられ、そのまま口づけられた。柔らかく重なった唇。緊張で震えそう。
かすめるようについばむように重ねられ、だんだん感覚がおかしくなってくる。そんなに何度もするものなの? もういいよね。顎を引こうとしたら、いきなり深く重ねられた。
(舌が……入ってくる)
頭の中ではこれがディープキスなのだとわかっている。だけど、初めての感触にどうしたらいいのかわからない。混乱と羞恥で全身がわななき、さらにゾクゾクするような感覚が背筋をはしった。
怖い。そう思うのに、成輔の身体を押しのけられない。
キスの途中で成輔が私の眼鏡をはずした。ダイニングテーブルに置かれたそれに意識を持っていく暇もない。抱き寄せられもつれるようにソファに押し倒される。