千秋くん、優しくしないでください!!

廊下に待ち伏せとかそういうのも考えて気配を探したけど、どうやら女の子達はもういないみたい。
これなら…まぁ大丈夫か。
誰も見ていないのなら、問題はない。
「あのこれはどうゆう…」
「あぁ、俺らだって別に女子生徒をいたぶる趣味はねぇが…報酬もあるしな。」
「そうそう、やるしかねぇわけよ。」
余裕の表情で不敵に笑った男達。
よほど、自分達の力に自信があるように見える。
まぁ…普通なら女子に勝てると考えるのは当たり前か。
ていうか、報酬…てことはどう考えてもあの女の子達が頼んだってことで間違いない。
…いや……他の生徒が絡んでる可能性もあるけど、まさか…男子生徒まで使ってくるとは…
「信じらんないな。」
「あ?なんか言ったか。」
「いえ、なんでも。
っていうか、早く私帰りたいので早くしてくれますか?」
正直、もうお腹空いてるんだよね〜
< 44 / 56 >

この作品をシェア

pagetop