千秋くん、優しくしないでください!!
はぁ、それにしてもナメてるからこんなことになるんだよ。
女の子が弱そうなんて漫画の読みすぎでしょ…
夢見過ぎだ。
まぁ、普通なら違うんだろうけど、私をその物差しではかったのがミスだね。
あっ、これだけはちゃんと言っとかないと。
「…いいですか?ここであったことは忘れて、逃げられたと言って女の子達には誤魔化してください。
それともし言えば…次は容赦しませんから。」
しゃがんで、冷えた目を細めて脅しをかけると、すぐに何も言わずに頷いた。
「…じゃあ、私はこれで。」
私が男2人、しかもだいぶ体が大きく強そうな奴らを倒したなんて噂になったりしてはいけないし…
この脅しはかけとかないとね。