千秋くん、優しくしないでください!!

「ごめん、君の気持ちには応えられない。」
あっさり彼女の告白を断った千秋くん。
申し訳ないように微笑みを浮かべてはいるけど、全く迷いの表情はしていなかった。
いや…断る可能性もあるとは考えてたけど、ここまであっさりフレるもんなのか!?
驚きと困惑でぽかんとしてしまう。
「え…え!?ほ、ほんとに…?」
私と同じようにとても動揺して信じられないといった表情を浮かべている有栖川さん。
…そりゃそんな反応もするよ…
「うん、ごめんね。」
そう言って「じゃあこれで」とこっちに向かってくる千秋くん。
淡白ー…
てか、きっと屋上から出るつもりなんだろうけど、今は困るんだけど…!?
どうしようか…隠れる?
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