私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


コンコン

「失礼します」


「先生!
 玲華は!?」

「……………………」

何も言わない代わりに首を振った

「嘘………でしょ………?」

「香音さん………」

「嘘だよね…?
 そんなの……嘘……だよ………」

「………すみません………」

「やだよ…!
 何で玲華が!!」

「……………………」

「玲華に会わせて!
 玲華と……話すの………
 くだらない話して………二人で笑うの………」

「香音…さん…………」

僕が香音さんに触れようとした時

「触らないで!!」

「っ…………」

「もういいから……………出てってよ
 玲華がいないなら…………もういい……」

「それは…!」

「放っておいてよ………先生には関係ない」

「……………また来ますから……
 何かあったらいつでも呼んでください」

そして香音さんの病室も後にして病院から帰ることにした






























家に帰っても考えることは玲華さんのことばかりだった


































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