私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
それからは特にやりたいこともなく病室でぼーっと過ごした
そして気がつけば眠ってしまっていた
ドンっ
「…………………っ」
私は何かの物音で目が覚めた
ん………今何時だろ………
「あ、起きちやった〜?
ごめんね〜?」
っ…………何でここに…………篠宮先生が…………
「ゆっくり水無瀬さんと話したかったんだよね
今なら山中先生もいないし邪魔されないもんね!」
やだ…………来ないでよ…………
そんな思いとは裏腹にどんどん近づいてくる
そして私の体に触れた
「傷、悪化させてるんだって?
ダメじゃないか、触ったら
せっかく水無瀬さん綺麗な体してるんだから……」
そう言いながらお腹と足をゆっくりと撫でられた
「やだ………やめて……………」
「ねぇ………俺にも見せてよ?
傷跡…俺が綺麗にしてあげるから」
「ハァハァハァハァ………やめ……てよ……ハァハァハァハァハァ………」
「そんなに怖がらないで?
傷つけるようなことはしないからさ!」
やなの………どっか行ってよ………
雄斗………助けて…………
助けてよ…………