私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「えー………嫉妬している雄斗見ていたかったのに………」
「付けてくれてなかったら俺不機嫌になるから
不機嫌オーラ全開でいくからな!」
「それは嫌ー
雄斗不機嫌になったら泣いちゃうよ?」
「泣いても無視するからー」
「ひどいなー
まぁそんなこと言ってても実際は無視しないもんね!」
「……………否定はしない」
「ほら〜
雄斗は優しいもんね〜!」
「……………まぁいいや
とりあえずそれはなるべく付けてろよ
それで………今日はどうした?」
「……………雄斗疲れてない?
ほら、先にお風呂かご飯食べなよ!!
面談もあって疲れてるだろうし!!」
そう言って立ち上がった瞬間
腕を掴まれ引き戻された
「全く疲れてないから
そうやって逃げようとするのはやめなさい」
「………………………」
「……何があった?
お前がこんなことするくらいには………何かあったんだろ?」
「……………何もない」
「………香音はこのままでいいの?
何も解決しないまま戻って………辛くない?
また同じこと起こっちゃったら……耐えれる…?」
「…………耐える」
「………諦めて早く素直になれ
本当は自分でも分かってるだろ?
耐えれないことくらい…………」