私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「もうやなの…………会いたくない………」
「俺もいるから大丈夫
絶対会わせないから」
「会っちゃうかもしれないじゃん………」
「………………明日の夕方、嫌でも連れてく
喘息のこともどうにかしないとだしさ……………」
「やだ……………なんで………そんなこと言うの………」
「…………仕方ないんだよ……」
「ハァハァハァハァ……なんで…ハァハァハァハァハァハァ…………」
「香音………落ち着け………このままじゃ喘息が………」
「ハァハァハァ………ゲホゲホゲホ………」
「香音…!
大丈夫だから……ゆっくり呼吸して……」
「ゲホゲホ…ゲホゲホゲホゲホ…」
「俺が悪かった…………頼むから少し落ち着こう…?」
「ゲホゲホゲホ……くるし………ゲホゲホゲホ……」
そこで私の意識は失った