私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「そうかー?
俺にもちょうだい」
香音の手を取り俺の口へ運んだ
「…………なんだ、美味いじゃん
タバコよりも美味い」
そして香音の口へ戻した
「………間接キス」
「っ!?」
「ハハっ、顔真っ赤
どう、美味しくなった?」
「雄斗のバカ!!
もとから美味しかったもん」
「そうかそうか
俺のおかげで美味しくなったか」
「雄斗!!」
「ハハっ、早く行くぞ」
そして香音の手を握りながら再び歩き始めた
家に着くとすぐに眠りに入った