私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編

「何でよ……」

「………香音にもいつか分かる日が来るよ
 って、電話来ちゃった
 ちょっとごめんな」

そう言って雄斗は電話をし始めた

いつか分かる日が来る………か

分かる時が来るのかな………私なんかのためにそこまでやってもらう必要ないのに………












「………香音、悪い
 仕事呼ばれた」

電話が終わったようで、申し訳なさそうな顔をして戻ってきた

「全然いいよ
 無理言ってお願いしたの私だし
 何かあったんでしょ?」

「あぁ……なんか喧嘩起きてるらしい
 まぁこの時期みんなピリピリしてるから仕方ないけど
 来れるなら来いってさ」

「そっか
 なら仕方ないよ!
 仕事頑張ってね!!」

「おう
 でも行く前に……」

そして抱きしめらた

「……何かあったらちゃんと連絡しろよ
 電話とかなら出来るから
 俺からも連絡するから」

「うん」

「…仕事終わったらまた来るから
 良い子で待っててな」

「分かってるよー
 そんな子供扱いしないで!」

「ははっ、そうだな
 じゃ、行ってくる」

「いってらっしゃい!」


そして雄斗は仕事に行った

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