私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「………………僕が全部悪いんです
だから………もう関わらなくて大丈夫です………」
「杉島は違うこと言ってたけど?」
「………………………」
「まぁいいや
河本はいつものところにいて
先に相手と話すから」
「………………はい」
「終わったら呼びに行くな」
こうして河本別れ生徒指導室に向かった
コンコン
「はい」
「失礼します………」
そう言って入ってきたのは………轟だった
轟は生徒会長もやっていて教師からの人望もあつい
俺が顧問していたサッカー部の部員でもあった
「喧嘩って轟だったんだ
なんか意外
轟って河本と接点あったっけ?」
「……………アイツは何て言ってました?」
「何も言ってない
全部自分が悪いってさ
喧嘩相手すら教えてくれなかったんだぞ?」
「…………そうですか」
「んで、どうしたんだー?
轟が喧嘩って珍しいじゃん」