私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「それなら良かった
教室の件もやっとくわ
教室がしんどい時に行きな
1日そこにいても良いし」
「ありがとうございます」
「あとさ、轟が嫌じゃなければ………高梨先生には軽く話しておきたい
学年主任の先生が分かっててくれた方が今後動きやすい
でもお前が嫌ならやめる
まぁ高梨先生とは結構信頼関係築けているはずだから、余程なことがない限りは自由にさせてくれるとは思う
だからお前の気持ちを最優先で決めていきたい」
「……………高梨先生なら良い
多分……気づかれてる
最近良く目が合うようになったから」
「高梨先生は良くみてるからなー
本当に嫌じゃない?
生徒指導まで担当してるから……苦手にしてる生徒多いんだよな
高梨先生もそれを分かった上で厳しくしてるから………なおさらな」
「本当に嫌じゃない
むしろ担任の方が嫌なので………
高梨先生は無駄に干渉はしてこないからさ
その距離感が丁度良い」
「だよなー
俺も高梨先生の距離感好きだわ
なんか見守ってくれてる感じだよな
失敗しても助けてくれそうっていう安心感がある」
「下山先生って高梨先生と仲良いですよね?
良く一緒にいるの見かける」