私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「受験……やだな………」
「ハハっ、まぁ頑張れ
みんな通る道だ」
「………河本も……頑張ってるんだよな………」
「アイツのことは真似するなよー
ストイックすぎるから
睡眠削って勉強してたんだ
頼むからそれだけはやめてくれ
睡眠はめちゃくちゃ大事だから」
「…………俺……河本に謝りたい
会える……かな………?」
「会いに行ってみる?
なんなら雑談でもしてくれ
俺は若者の話は分からん」
「………下山先生も来てくれるよな……?」
「暇だから良いけど俺は見守るだけだからなー」
「分かってるよ
じゃあ………行く…」
そして轟と一緒に河本のところへ向かった
コンコン
「河本ー、入るぞー
ほら、轟も入れ」
おどおどしている轟の背中を押して中へ入った
「下山先生………轟も…………」
「轟が話あるって
それじゃ、俺はその辺散歩してるから〜
ごゆっくり〜」
そして俺は1人で教室を出た