私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「お前らも見てただろー
俺が話しかけても無視されたり逃げられたりしてたんだぞ
可哀想だと思わない?」
「それ自分でいいますか?」
「同じ思いしてほしくないから言ってるんだ
アイツは難しいぞ」
「………まぁ分かってますよ
高嶺の花ですから」
「お前らにもちゃんと良い彼女が出来るよ
お前らの良さを分かってくれる人が絶対現れる
それまで気長に待て」
「下山先生……良いこといいますね!」
「だろ?
てことで頑張れよー!」、
「はい!」
そしてその場を離れた
それから会場全体を見回したけど………香音の姿が見つからない………
ちょうど一人でいた橋村に話しかけた
「橋村ー」
「何ですか?」
「アイツどこ行ったか分かる?」
「ちょっと出てくるって言ってました
少し………顔が疲れてる感じもありしたね」
「そうか………俺も見てくるわ」
そして会場を出て香音を探しに行った