私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「………あ、いた」
少し歩くと椅子に座っている香音を見つけた
そして香音の横に座った
「下山先生…………」
「雄斗でいいよ
俺達しかいないし」
「………雄斗、さっきはありがとう
お酒だとは知らなくて…………」
「バーカ、気をつけろ
香音本当に弱いんだから」
「ごめん………」
「謝らなくていい
悪気がないのは知ってるから」
「………………」
「…………疲れた?」
「大丈夫………」
「……無理するな
もう帰ろうか」
「でも…………」
「この集まりは来年もあるんだろ?
それにまた会いたい人とは連絡先交換すればまた会えるから
大丈夫、今無理する必要ないから」
「うん…………………」