私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編

「……………ちょっと休憩しよっか」

「だい……じょ………うぶ……です……………」

「んー……無理して欲しくないかな
　下山どうする？」

「休憩で頼む
　ちょっとこれ以上は………」

「ゆう……と………わたし………だいじょ………」

「大丈夫じゃないから
　清水、悪いけど二人にしてくれ」

「おう
　落ち着いたら連絡して」


そして香音と二人になった

「香音、お前はいつになったら無理しなくなるんだ」

「…………………………」

「いつも俺が側にいられる訳じゃないんだ
　少しは自分でもどうにかしろ」

「…………………………」

少し言い方キツすぎたかな…………

香音はストレスの発散も普段から上手くできてない
あまり負の感情を表に出そうとしないから…………

こういう時じゃないと感情を表に出してくれないし、本音すら聞けない
普段抱え込んでる分、今出させてあげたいんだけど………

あえて挑発するような感じで言ったけど乗ってくれるかな………




「………………言いたいことないのかよ？」

「…………………ない」

「……そうやって我慢するなよ
　自分が苦しくなるだけだぞ」

「……………雄斗には分からない」

「分かるわけないだろ
　お前はすぐ一人で我慢するんだから」