私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「……私も………嬉しい………文香………本当にごめん…………」
「香音……待ってたよ」
「……ありがとう……待っててくれて………ずっと……会いたかった…………」
そしてしばらく抱き合った
しばらくして
「………香音……そろそろいいんじゃないか…?」
そう雄斗に言われた
「文香も……そろそろ離れてくんね?」
奏斗先生も文香に言った
「かな君、うるさい!
今香音と感動の再会を果たしたのに!」
「…………久しぶりに見てもイライラするの俺だけ?」
「いや、俺もだな………奏斗に凄く共感」
「だよな………ほら、文香はこっちだろ」
「香音もこっち」
お互い引き剥がされ雄斗と奏斗先生に抱きしめられた
「かな君の意地悪………」
「意地悪で悪かったな」
「雄斗もひどい………」
「俺もイチャイチャしてないのに文香ちゃんとばかりするのは良くないと思うぞー
俺にもさせろ」
「雄斗………」
「ってことで奏斗、俺は香音と話したいから
二人にさせてくんね?」
「どうぞー
俺も文香にちゃんと教えないといけないことがあるから」