私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編

「下山先生!
 香音は!?」

「香音ちゃん無事なのよね!?」

「申し訳ありません…!
 俺がついていながら無理させてしまって………
 今山中先生が中で対応してくれてます」

「そうですか……」

「本当にすみません………」

「いえ、こちらももう少し気をつけるべきでした………
 家よりは病院の方がいないかと思ったんですが………どちらにせよいましたね………」

「下山さん、あの中どうやって抜けてきたんですか?
 まさか香音ちゃんが来てることバレてませんよね?」

「香音にフードかぶってもらって、俺が背負ってきました
 マスコミにはバレてないはずです
 ですが、相当なストレスになったことは間違いないはずです
 それに朝から体調悪かったようなので…………」

「朝から!?
 あなた、香音ちゃんに無理させる気なの!?」

「違います!
 香音が行くと言ったので………俺も止めました」

「そう………」

「………多分、香音は早く下山先生と一緒になりたいんじゃないですか?
 多少無理してでも
 今日はその件で来られたんですよね?」

「はい
 香音がいないところで言うのも変ですが………香音と結婚したいと思ってます
 絶対に幸せにします
 香音と結婚させてください…!
 お願いします!」

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