私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「…………そんなに私のこと信じられない…?」
「ごめんだけど…………これに至っては信じられない」
「………私だって、いつでも死にたいわけじゃない」
「この時期はいつも元気ないらしいじゃん」
「………死にたいって思う出来事が起きるからそう思うだけ
別に今は………」
「ついこないだも死にたいって言ってただろ……………」
「……………………………これ以上反対するなら雄斗のこと嫌いになるよ」
「っ………………別にいいよ
それでお前が行かないなら
それに、お前が俺を嫌いになることは出来ないからな」
「凄い自信……」
「……再開した時、俺はお前とまた付き合うつもりはなかった
だから突き放そうとした
それでもお前は諦めなかった
だいたいのことはすぐ諦めるお前が諦めなかったんだ
俺のこと、そう簡単には嫌いになれないだろ?」
「…………どうしたら雄斗は諦めてくれるの?」
「香音の死なないって言葉を信じられるようになれば、俺は止めない
まぁそれがいつになるかは分からないけど」