私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「ん〜、お前は可愛いな〜」

「別に可愛くないから」

「はいはい、まぁ帰りますか!」

そして車で雄斗の家に向かった


今日は病院の前にマスコミがいなくて、普通に通れた

マスコミの力って凄い………



そんなことを感じながら家に着いた










家ではまったり過ごした










数日後には体力の回復も徐々にしていき、たまに散歩するようになった





そして、雄斗も仕事に復帰した


最近の雄斗はとても生き生きしている




私なんて全然だな…………








そういった感じに過ごしている間に、山中先生に頼んで玲華のお墓の場所を教えてもらった



体力の回復を見計らい、そこへ行く予定を組んだ


後は雄斗に話すだけ…………



「…………雄斗…?」

「んー?」

仕事中なのか、パソコンを見ながら答えてくれた

「あの………玲華のお墓に………明後日から………行きたいんだけど………」

「………ごめん、もう一回言って?」

そういうと、今度は顔をあげしっかり私の方を見た

「だから………その………玲華のお墓に行きたい…………明後日から………」

「…………明後日?
 俺の聞き間違いじゃない?」

「合ってる」

「凄い急だなー」

「………ごめん
 言うタイミングが掴めなくて………」

「言いにくかった?」

「…………………」

「ごめんな、言いにくい雰囲気にして
 教えてくれてありがとう
 でも、もう少し早く教えてくれると嬉しいかな」

「分かった………」

「うん、気をつけてな
 ちなみに何日間?」

「2泊3日で行こうかなとは思ってる」

「2泊3日………ってことは、帰ってくる日は卒業式の日か………」

「あ………もうそんな時期か………
 私行ってきてもいい…?」

「良いよ、もう決めたと思うし
 俺はここでお前の帰りを待ってるから」

「雄斗……本当にありがとう
 大好きだよ」

「ん、俺も」

そして抱きしめてくれた




















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