私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編
「頑張ってください
それに俺、幼馴染が好きなんで
告白されても迷惑です」
「あ、そういえばどうなった?」
「ついに昨日、目覚ましたんですよ!!
決して良い状態って訳ではないみたいですけど…………
でも、アイツは目を覚ましてくれた
アイツは生きるのを諦めてない」
「ひとまず良かったな
調子が少しでも良くなること願ってる」
「下山先生、本当にありがとうございました
病院まで紹介してくれて…………あの時、諦めようとしていた俺に諦めさせないでくれて
本当にありがとうございました」
「俺は何もしてないよ
頑張ったのは轟だ
これからも、彼女のために轟が出来ることをしてあげなよ」
「はい!」
「下山先生ー!
あ、轟もここにいたのか
探したんだぞ!」
「河本、悪い
女子から下山先生を囮に逃げてたんだ」
「河本ー、轟ひどくない?
俺の結婚知ってるのに助けてくれねぇの
むしろ囮にされたし」
「あ、おめでとうございます!
幸せにしてあげてくださいね」
「おう」
「あとこれ……………」
そして河本からも手紙をもらった
「河本、ラブレターなら下山先生貰い飽きてるぞ」
「ラブレターじゃないよ!!
てか、水無瀬先生にだし」
「水無瀬先生………?
……………教育実習生の先生だっけ?」
「あ………やべ…………」